元福岡県議会員 堀 ひろゆき オフィシャルウェブサイト |最終更新日:2004/05/07|ホームに戻る




改革に終わりはない
あきらめずに挑戦し、よりよい社会をつくろう

8月の25日から27日まで東京に出張し、久しぶりに永田町の議員会館にいきました。総選挙の足音も聞こえるためか、わりと静かな感じでした。ちょど10年前、当時の山田宏衆議員議員の事務所にいき、政策秘書として働くことになったことを思うと、あれから10年かという感慨深い思いと、多くの私を育ててくれた方を思い出しました。
 この10年、日本の政治は本格的な連立の時代を迎え、さまざまな政党が離合集散し、政治の迷走などと揶揄されました。政治だけでなく、日本の経済、社会もさまざまな変革の波にみまわれて来ました。
 
 よく「失われた10年」という言葉を聞きます。しかし、私はこの10年は「失われた10年」ではなく、新たな時代に向けた挑戦の10年だと思います。
 この10年で、政治は確実に新たな方向を目指し進んできました。立法府の機能を高めよう、政治家の政策能力を高めようということで、政府委員制度も廃止され、副大臣制度もでき、政党も政策を競おうとマニュフェストという言葉が最近流行っていますが、今までの公約より詳しいのを作る事にしのぎを削っています。何より、選挙が昔より政策を競うようになったのではないでしょか。そして、政治家に求めるものもクリーンさや政策能力などというものに徐々に移行し、サービス合戦みたいなことがなくなりつつります。
 そして、官から民にというながれも加速され、官僚=万能、完璧といった形も崩れつつあります。規制緩和という言葉がいつからか規制改革という言葉となったように、民間の力を引き出そう、伸ばしていこう、政府、行政の余計な干渉をなくして行こうというながれも確たるものとなってきています。地方分権という流もでき、2000年には地方分権一括法が施行され、先日の3位一体の改革でいわれていた税財源の移譲の問題までテーマに上っています。
 経済も不況といわれていますが、そのなかでもよい業種もでてき、また、同じ業種の中でもいい企業というのがでてきています。

 このように、何も悲観することなく、前向きにあきらめず努力していくことが何よりも必要です。
ものごと積み重ねで1度になにもかもできないのですから・・・
 大平元総理大臣が次のような趣旨の言葉をいったそうです。「『朝起きて目がさめたら、ばら色のような世界になっていた』というようなことは絶対無い。一生懸命頑張り振り返ってみたらいい社会になっていた。これが政治というものだ。」
 なるほどその通りかなと思います。チャーチルはある講演でこういったそうです。「ネバーネバーネバー、ギブアップ」と。
 あきらめることなく改革を目指し、よりよい社会をつくっていくことが政治家の果たす役割だと改めて痛感しております。


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