元福岡県議会員 堀 ひろゆき オフィシャルウェブサイト |最終更新日:2004/05/07|ホームに戻る




平成15年度予算案は、ダイエットのリバウンド現象
構造改革路線と景気対策の両立を通して日本経済の再生を

さる12月25日に来年度の予算の政府原案が決まりました。
概要は、81兆数千億円の予算のうち、41兆数千億円が税収で、残りの36兆数千億円は、国債の発行でまかなっています。
 予算の内の40数パーセントが国債の発行でまかなわれるいうのは、日本の財政構造の異常さをしめしているといっても過言ではありません。だからこそ構造改革の一環として財政再建をやらなくてはなりません。
 しかし、思い出してみて下さい。小泉総理は国債発行30兆円を掲げて財政再建をやっていたはずです。現に今年度は、29兆数千億円というぎりぎりの線で国債を発行して予算をくみました。しかし、デフレの中での緊縮予算で景気がよくなるどころか悪くなって、今年度補正予算で、税収不足を補うため2兆千億円の国債を発行することになりました。そして、来年度が36兆円の国債発行です。
 なにか、無理にダイエットをしてしばらくして逆に太るというディバウンド現象ににています。ダイエットなら、笑ってすませられますが、経済政策は国民の生活に直結する問題なので笑って済ませられません。
 「構造改革(この場合財政再建)なくして景気回復」なしというのは、正しいのですが、景気回復なくして構造改革(財政再建)」もなしといのも真実です。
 この2つの命題を追いながら、日本の経済の再生を図っていかなくてはなりません。

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